新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務となった方も多いのではないでしょうか。
在宅勤務は通勤時間の削減や、非常時でも事業を継続する手段の確立などプラスの影響を
もたらした一方で、生活リズムの乱れや環境が変わらないことによるストレスなどマイナスの
影響ももたらしたといわれています。
特に生活リズムが乱れると、ストレスを上手く解消できない要因にもなってしまい、心身共に
疲れ切ってしまうケースが多いようです。
新型コロナウイルスの流行は一旦落ち着いたとされていますが、流行の第2波がやってきて
再び外出規制をかけられる状況になる可能性も十分考えられます。今一度生活リズムを整える
方法を見直し、これまでの疲労の解消や今後の予防などにお役立てください。
生活リズムの乱れは心身に大きなストレスを与えるだけではなく、免疫力を低下させて
しまうことも分かっています。
健康は日々の生活の上に成り立ちますので、今一度、これまでの生活習慣を見直して
みてはいかがでしょうか。
今年の夏も蒸し暑い日々が続いています。夜になっても気温が下がらないため、
寝苦しさを感じたり、睡眠不足になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、蒸し暑い夏の夜でも快適に眠るためのコツをご紹介いたします。
②湿度にも気を付けよう
室温だけではなく湿度にも気を付けましょう。湿度が60%以上になると、汗が蒸発
しにくくなり寝苦しさを感じやすくなるといわれています。
快適に眠るためには、50%前後の湿度を保つのがおすすめです。
部屋の湿度を下げるには、「室温を下げること」や、「湿った空気を外に排出する
こと」が効果的です。エアコンの設定温度を低めにしたり、窓を開けて外に向かって
扇風機を回すと良いでしょう。
また、エアコンには「冷房」モードと「除湿」モードがあります。どちらも同じ仕組み
ですが、「冷房」モードの方が室温を下げる能力が高く、気温が高い場合は「除湿」
モードより除湿効果が高いそうです。気温も湿度も高い夏場は「冷房」モードを使用
するのがおすすめです。
今年も蒸し暑い日々が続いており、地域によっては例年以上の猛暑とも予想されています。
睡眠不足を防いで、この夏を元気に乗り越えましょう!
厳しい残暑が落ち着き、すっかり秋となりました。
秋は気温が下がるため、真夏のように「暑くて眠れない」ということがなくなります。
近頃よく眠れる、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ですがその状態が行き過ぎてしまい、「寝ても寝てもねむい」という悩みを抱えてしまう
ことがあります。
主な原因としては、以下のものがあげられます。
■動物の本能
動物は、秋から冬にかけて、冬眠するために徐々に睡眠時間が長くなっていきます。
人間は冬眠しませんが、本能として秋になると睡眠時間が長くなる傾向にあるといわれています。
■日照時間の減少
秋になると一気に日の出の時刻が遅くなり、日暮れが早くなります。
睡眠のリズムを整えるためには、朝に太陽光をしっかり浴びることが重要になります。
しかし日照時間が短くなることで睡眠のリズムがみだれてしまい、「寝ても寝ても、1日中
ずっと眠たい」という状態になってしまいます。
日中も眠い状態が続くと、集中力が低下したり、疲れやすくなったり、気分が落ち込む
原因になります。これからの季節を元気に過ごすコツをご紹介いたしますので、ぜひ
取り組んでみてください!
秋は何かと楽しみの多い季節。日中の眠気に悩むことなく元気に過ごすためにも、ぜひ今回紹介した
ポイントを意識してみてください。
睡眠を引き起こすメカニズムはたくさんありますが、その中の1つに「アミロイドβの蓄積」があります。
アミロイドβとは、脳に蓄積される異常タンパク質の一種で、「ゴミ」のようなものです。
覚醒時間の長さに比例して増えるという性質があり、起きている時間が長くなればなるほど脳に蓄積される量が増えていきます。
このアミロイドβは、脳の働きを鈍くしてしまうため、蓄積されると頭がぼーっとしたり、眠気のようなものを感じてしまいます。
さらに一定量を超えると脳の神経細胞を破壊することが最近の研究で明らかになっており、アルツハイマー病との関連性の高いと考えられています。
アミロイドβの排出に欠かせないのが、睡眠です。
睡眠には記憶の整理や傷んだ細胞の修復など様々な役割がありますが、脳内の老廃物のもその中の1つに挙げられます。
眠りにつくと、脳脊髄液という物質によってアミロイドβが脳の外へ押し流されます。
しかし睡眠不足や質の悪い睡眠が続くと、脳脊髄液の循環が悪くなってしまうため、アミロイドβが排出されず脳内に残ってしまいます。
アミロイドβを排出するためには、毎日しっかりと質の良い睡眠をとることが重要になります。
もし不規則な生活習慣や慢性的な睡眠不足に心当たりがあるならば、ぜひ睡眠習慣を見直してみてください。
睡眠の質を高める方法は、当コラムでもたびたび紹介してぜひおりますので、ぜひ参考にしてみてください!